2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『キャプテンマーベル』

女ヒーロー映画で、監督と脚本家も女。流行りのフェミニズム映画の側面もあるかもしれないけど、それだけに終始せずエンタメ映画として普遍的だったのが何よりも良かった。その普遍性を担っていたのは主人公ブリー・ラーソンの明快かつ抜けの良い魅力だった。…

『バイス』抗えない悪の魅力

映画で魅力的に映るのは主人公ではなく悪役だ。悪は徹底的に冷徹で容赦ないほどカッコよく輝く。しかし最近の映画は悪役がどうにも弱くて不満を抱いていました。 『バイス』はそんな不満を吹き飛ばすカッコいい悪が描かれていた。観ていてグッと来るのは、権…